【2023年最新版!】効果的な面接官の役割・質問方法の8つのステップ

採用活動において、面接は非常に重要な役割を担っています。しかし、面接を行う側である面接官がうまく役割を果たせていない場合、採用選考においても大きな問題が生じてしまいます。
本記事では、効果的な面接官としての役割や、質問方法の8つのステップを解説します。

面接官としての役割や質問方法が分からない。

以下のことを参考にしてみてください。

目次

目的を明確にする

面接の目的を明確にし、求める人物像やスキルセットを把握しましょう。適切な候補者を選択するためには、求める人物像を把握することが必要です。以下では、求める人物像やスキルセットを把握する方法を記載しますので、参考にしてください。

  1. 事前に面接質問リストを作成する
    求める人物像やスキルセットを明確に把握するためには、事前に面接質問リストを作成することが有効です。職務に関連する質問や、個人的な性格や経験に関する質問をリストアップし、それをもとに面接を進めることができます。
  2. 他の従業員に相談する
    同じ職種で働く他の従業員に、どのような人物像やスキルセットが必要か尋ねることも有効です。従業員たちは、職務の要件や雰囲気についてより詳しく知っているため、求める人物像をより具体的に理解することができます。
  3. 過去の成功例を参考にする
    過去にその職務を担当した人物の成功例を参考にすることも有効です。どのようなスキルや性格を持っている人物が成功したかを把握し、それをもとに求める人物像を明確にすることができます。

面接質問を準備する

面接質問を準備し、事前に候補者の経歴や職務経験を確認しましょう。質問は適切で、答えやすい形式であることが重要です。面接で使用できる質問例をいくつか挙げますので、参考にしてみてください。

面接の質問例

  1. 自己紹介をしてください。
  2. 今までの経歴やキャリアについて教えてください。
  3. 当社を志望した理由は何ですか?
  4. あなたが最も得意とするスキルは何ですか?
  5. 目標達成のために何をしましたか?
  6. 過去に経験したチームプロジェクトについて教えてください。
  7. 仕事において最も大切にしている価値観は何ですか?
  8. 現在の仕事に不満を持っているところは何ですか?
  9. 貴社に入社すると、最初に取り組みたいことは何ですか?
  10. 今後5年間のキャリアプランについて教えてください。

以上が代表的な面接質問例ですが、職種や業種によって質問内容は異なります。
求める人材像やスキルセットに合わせて、適切な質問を考えましょう。
また、単純な答えで済ませられないオープンな質問を選ぶことで、より深い洞察を得ることができます。

候補者にリラックスしてもらう

候補者にリラックスしてもらうために、初めに簡単な質問からスタートすることをおすすめします。
また、質問に対して前向きな姿勢で応じるようにアドバイスすることも大切です。以下は、そのような質問例です。

  1. 今日の天気はどうでしたか?
  2. 今週末の予定はありますか?
  3. 最近読んだ本はありますか?
  4. 好きな音楽やアーティストはいますか?
  5. 最近どんなスポーツをしたことがありますか?
  6. 好きな食べ物やレストランはありますか?
  7. お気に入りの旅行先はありますか?
  8. 趣味や興味があることは何ですか?

これらの質問は、候補者が緊張をほぐすために役立ちます。
また、候補者の興味関心を知ることで、面接中に会話を盛り上げることができるかもしれません。
ただし、時間配分に注意して、長時間話すことにならないようにしましょう。

詳細な質問をする

候補者の職務経験やスキルセットに基づいて、詳細な質問を行いましょう。候補者の能力を評価し、求める人物像に合うかどうかを確認します。候補者の職務経験やスキルセットに基づいて詳細な質問をする際には、以下のような質問例があります。

  1. 過去の職務で、どのような業務内容に携わりましたか?その中で、特にやりがいを感じたことは何ですか?
  2. 今までに取り組んだプロジェクトで、どのような役割を担当しましたか?その中で、どのような困難に直面しましたか?
  3. スキルセットの中で、自分が最も得意だと思う分野は何ですか?その分野で、具体的にどのような成果を出したことがありますか?
  4. 今までの職務経験で、どのような問題が発生した際には、どのように解決しましたか?
  5. チームで働くことが多いですか?過去のチームでの役割について教えてください。チームメンバーとの協調性を高めるために心がけていることはありますか?
  6. プレッシャーがかかる状況で、自分はどのような対応をする傾向がありますか?ストレスを感じた時に、どのような解消方法を用いていますか?

これらの質問は、候補者の職務経験やスキルセットを詳細に掘り下げ、その能力や経験を確認することができます。
質問内容によっては、具体的なエピソードを聞くことができ、候補者の実力や性格をより深く理解することができるかもしれません。ただし、質問内容に敏感になりすぎず、候補者にとって負担にならないように配慮することも重要です。

聞き上手になる

面接官は聞き上手であることが重要です。候補者の回答を注意深く聴き、必要に応じて追加の質問をすることが求められます。

面接している画像

候補者に会社のビジョンや文化を伝える

会社のビジョンや文化を伝え、候補者が会社にフィットするかどうかを確認しましょう。
また、候補者が会社で成長するための機会や、将来的なキャリアパスについても伝えるようにしましょう。
下記では、会社のビジョンや文化を伝える方法をお伝えします。

  1. 会社のウェブサイトや社内報を参照するように依頼する
    会社のウェブサイトや社内報には、会社のビジョンやミッションステートメント、文化などが掲載されている場合があります。面接前に候補者にそれらを読んで、質問の準備をするように伝えることができます。
  2. 社員にインタビューする
    会社の文化を具体的に知るには、社員に直接話を聞くことが有効です。面接の前に社員にインタビューしてもらい、社員の仕事への取り組みや、会社の文化やビジョンについて聞いてもらい、面接中にその情報を共有することができます。
  3. 会社の強みや特徴を説明する
    会社の強みや特徴を説明し、候補者が会社で働くことの魅力を伝えることも重要です。たとえば、業界トップクラスの技術力を持っている、社員のキャリアアップを支援する研修制度があるなど、会社独自の強みや特徴をアピールしましょう。
  4. 将来的なキャリアパスについて説明する
    候補者が会社で成長し、キャリアアップを果たすための道筋を説明することも大切です。たとえば、入社後は○○部署で基礎的なスキルを身につけ、その後は△△プロジェクトに参加し、さらに上級のポジションに就くなど、具体的なキャリアパスを示しましょう。

これらの方法を用いて、会社のビジョンや文化を伝え、候補者に会社の魅力や自身の成長について知ってもらうことができます。

候補者の質問に答える

候補者が持つ質問に答え、会社についてより深く理解することができるようにサポートしましょう。また、候補者に対して丁寧な対応を心がけましょう。ちなみに、候補者が持つ質問は、以下のようなものが一般的です。

  1. 仕事内容について詳しく教えてください。
  2. 今後のキャリアパスについてどのような機会があるのか教えてください。
  3. チームや組織の文化や雰囲気についてどのような印象がありますか。
  4. このポジションで成功するために必要なスキルや資質は何ですか。
  5. 企業の将来の展望や戦略について教えてください。

これらの質問は、候補者が会社やポジションについてより深く理解し、自分自身がフィットするかどうかを確認するために役立ちます。また、質問をすることで、候補者の積極性や興味を示すことができるため、面接官からも好印象を与えることができます。

評価とフィードバックを行う

面接終了後に、候補者の能力と求める人物像に基づいて評価を行いましょう。その際には、以下の手順を踏むことが重要です。

  1. 面接前に準備した面接評価シートを使い、候補者が求める人物像やスキルセットをどの程度満たしているかを評価します。
  2. 面接時に収集した候補者の回答や態度、姿勢、表情などを、面接評価シートに記入します。
  3. 面接評価シートに記入した候補者の評価を、面接官同士で共有し合い、個別に評価した結果を集計します。
  4. 候補者同士の比較は避け、候補者が求める人物像やスキルセットに基づき、各面接官が独立して評価を行います。
  5. 評価が終わったら、面接官同士で議論を行い、候補者を選考するための合意形成を行います。
  6. 最後に、候補者に対してフィードバックを行い、改善点や強みを伝えます。
    また、次の面接や選考プロセスについても説明し、候補者に十分な情報を提供しましょう。

このように面接評価を行うことで、客観的かつ公正な評価を行うことができます。

まとめ

面接官として、求職者との対話を通じて、採用にふさわしい人材を選び出すことが求められます。本記事で紹介した8つのステップを実践することで、より効果的な面接が可能になります。採用活動において、面接の重要性がますます高まっている現代において、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

参照元:厚生労働省

おすすめの面接シートはありますか?

多くの企業や採用担当者が使用している面接シートには、以下のような項目が含まれることが一般的です。

  1. 応募者情報:氏名、連絡先、職務経歴などの基本情報
  2. 応募理由:応募した理由や興味のある点について
  3. スキル・経験:応募者のスキルや職務経験について
  4. 面接結果:面接終了後の評価や意見
  5. 感想・コメント:採用担当者の感想や評価、備考など

また、企業や採用担当者によっては、その他にも応募者に求める能力や資質、企業文化に適合するかどうかなど、さまざまな項目を含めることがあります。

一般的に、面接シートは自社の採用目的や求める人物像に合わせてカスタマイズされることが多く、自社独自の項目が追加されることもあります。

面接官になりたてで、何を注視すれば良いかわかりません。

面接官になりたての方が、何に注視するか迷うのはよくあることです。以下のポイントに注目すると、より効果的な面接を実施できるでしょう。

  1. 職務経験やスキルセットの詳細を確認すること 候補者が持つ職務経験やスキルセットについて、詳細を確認することはとても重要です。具体的な業務経験やスキルに関する質問を用意し、詳細を聞き出すようにしましょう。
  2. 候補者の人柄を確認すること 職務経験やスキルセットだけでなく、候補者の人柄も重要です。コミュニケーション能力やチームプレイの能力など、求める人物像に合致するかどうかを確認するようにしましょう。
  3. 事前に用意した質問に答えてもらうこと 面接では、事前に用意した質問に答えてもらうことが一般的です。用意した質問をしっかりと把握しておき、候補者がしっかりと答えられるように質問を行いましょう。
  4. 常識やマナーを確認すること 候補者が社会人としての常識やマナーを持っているかどうかも確認する必要があります。例えば、面接前に事前準備をしっかりと行っているか、面接時の服装や挨拶が適切かなどを確認しましょう。

以上のポイントに注目することで、面接官になりたてでもより効果的な面接を実施することができます。

https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm

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